とんだ1日

仕事場に向かう前、ふと窓を見ると飛行船が低空でこちらにむかって飛来してきた。風が強い日だったので(飛行船はすごいスピードで飛んでいて、すぐマンションに隠れてしまって写真がうまく撮れなかった)、魔女の宅急便で突風に吹かれて飛行船にぶらさがったトンボを思い出し、彼をまねてボーダーに着替えハーフパンツで自転車に乗ってみる。
最近はすっかり初夏の気候で自転車が気持ちいい。天気ひとつで45分ほどかかる仕事場までの道のりもさわやかな時間になってしまう。

と、ここまではよかったのだけど、仕事場の近くのファミリーレストラン(バーミヤンは600円で北京ダックが食べられるのだ)で友人のSodapopとポッドキャストをやってみようよという話で遅くまでもりあがる。
2時くらいになって、まだ平日だしそろそろ帰ろうということになりお店から出ると、外は久しぶりに季節相応の気温になっていた…路肩に置かれた自転車の半分が倒れているほど風も強い。

こんなところで風邪でもひいたら、過去の展示会の内容をHPにアップしようという計画が進まないし、なによりイベントやβ3リリースを控えたブログバトラーの制作も滞ってしまう。そう思うと、寒さなんかに負けないぞという気持ちがむくむくと湧いてくる。

スプリングコートの襟を立てて家に帰る人たちを、Tシャツでハーフパンツの自分がぐんぐん追い越して行く。あの人寒そうという視線が恥ずかしかったので自転車をいっぱい漕いだ。おかげで途中からは寒さをあまり感じなかったのがせめてもの救いだった。