アーケード少年ブログ

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ニコンのことがもっとよくわかるウェブツアー

Date
2008-10-03 (金)
Category
ポートフォリオ

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サイトをキャラクターたちと一緒に見てまわることで、ニコンがどのようなことをしているのかが自然と分かってくるというコンテンツ。

ブログバトラーのセトウくんやおぎわら遊戯場のおぎわらさんたちと一緒に作りました。
ぼくはキャラクターやデザインをやらせていただきました。木村拓哉さんとも夢の競演です(?)。
よかったら見てみてください。→こちら

現代魔法

Date
2008-10-02 (木)
Category
日記

現代における魔法とは何だろう。

人に勧められて「ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪魔のシナリオ」(ジョージ・ソロス:著 徳川広家:訳 松藤民輔:解説 講談社)という本を読んでいるのだけど、その前半、解説の中で松藤民輔さんがとても面白いことを書いている。


 私は八年ほど前に南アフリカで金鉱山の経営を行っていた。ある時、そこに名門ロスチャイルド家の関係者が訪れたことがある。“オックスブリッジ”の歴史学科を出ているその人物は、私たちに平然と「歴史を勉強していなかったら、ブタだ(人間じゃない)よ」と言い放った。特定の人間を愚弄した言葉ではなく、ごく普通に口から出た言葉のように思えた。これが世界の政治経済を牛耳るトップ・エリートの感覚なんだなと、その時、私は痛感したものだ。
 現実に、彼らエリートには彼らだけのスタンダードである「共通言語」や「共通認識」がある。そうした共通言語をもち、真のエリートたちの“インナーサークル”に入れるごく一部の者だけが、世界の大企業のトップとなって数十億の年収をもらい、プライベートジェットでスイスのダボス会議に参加し、「次の金儲けのテーマは『金融』から『エコ』にしよう」などという、地球の新しいルール作りにたずさわる資格をもつ。(解説:「私が今までで一番勉強させてもらった本だ」より抜粋)


(普通の?)人間は、手から炎を飛ばしたり、自由に空中を浮遊したりすることができない。でも、もしそういった魔法のような力が欲しいと真剣に考えた場合どうしたらいいのだろう。

まだ日本が鎖国していた頃、その日本を支配するには武力が必要だったと思う。
しかし、世界のあらゆる事や物が「お金」というひとつのルールで解釈できるようになってしまうと、ほとんどの人は自らのエネルギーをそれに変換せずにはいられなくなった。
すると、その仕組みを使って自分の書斎にいながら地球の反対側に塔を建てるということさえできるようになってしまった。
国だけでなくて、一個人すら支配できるようになってしまった。これはファンタジー世界で描かれる魔法と何ら変わらない力だと思う。
ただし、それが代理である以上、実質的なエネルギーとその間にギャップが産まれるという問題を孕んでいるわけだから、今のサブプライムやこの本で書かれている超バブルといった問題が出てくるし、お金という意味やルールを理解しようとしない人がその抜け道を使って罪を犯したりしてしまうようになった、とも言える。

丹誠込めてトマトを栽培して、他の人が苦労して捕ってきた新鮮な魚と交換するという時代と本当のところどちらがいいのかわからないけれど、ぼくが想像できないほど自由に現代を泳ぎ回ってる人というのが世界にはいるのだろう。
こういった観点から、秘密の隠されていそうなフィクション作品を楽しんでみたい。でもその前に、今の自分はまず人間になれるようもっと歴史の勉強をして、それに紐づけて現代と向き合えるようになっていかなくては。でなければこの時代において自分が目指す意味のあるものを作れたりするわけがない。

国際免許

Date
2008-09-30 (火)
Category
日記

現地で働いている友人の話だと、ロサンゼルスは車社会なので、旅行者もレンタカーを借りないと話にならないらしい。
なので空港近くのレンタカー屋さんでシボレーの4ドアをネット予約した。

それと、グランドセフトオート・サンアンドレアス(ロサンゼルスがモデルになっているゲーム)でフリーウェイの乗り方をいくら練習しても免許がないと怒られてしまうから、パスポートの更新と一緒に国際免許を取ってきた。

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国際免許は、都庁の第二本庁舎2階にある警視庁の新宿運転免許更新センターで取得できる。

必要な書類を窓口のおじさんに渡し、ベンチに座ってしばらく待っていると「○○さーん」名前を呼ばれた。
その瞬間、別のベンチに座っている若者がガタッと席を立った。
窓口のおじさんは、手元の証明写真で、呼んだ相手がその若者ではないことを知っているので、ぼくの方を見てもう一度名前を呼んだ。
その彼は急いでいたのか、キョロキョロしてからバツが悪そうにまたベンチに座った。

第二本庁舎には喫茶コーナーとしてタリーズコーヒーが入っている。
無事に用事も済んだので、お茶をしていこうと思い“本日のコーヒー”を頼んだ。
レジに片言の英語を話す外国人夫婦がいて、エスプレッソを注文するのに苦労していた。自分もこれから行く旅行先でこんな風になるんだろうなと思いながらそれを見ていた。
間もなく「本日のコーヒーをご注文の方ー」という声がした。その瞬間、ランプの近くに座っていた若者がガタッと席を立った。
タリーズのお姉さんは、呼んだ相手がその若者ではないことを知っているので、ぼくの方を見てもう一度言った。

帰り道、自分の頭の中は、彼が最も活躍できる職業やスポーツやそのポジションは一体何かということでいっぱいだった。

ひらめきめも

Date
2008-09-24 (水)
Category
スケッチ

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たぶんtwitterが連れてきたこと。閃きメモ。
いまはノートに書くことにしているので、ニューエイジ的なゆるい連鎖がない。ジャンプもないがやきもきもないのでこれはこれでガラパゴスな感じがいい。

twitterがもたらしたことは他にもある。
ネット上に何かを書くことをより身近にした、ということ。

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animals

Date
2008-09-23 (火)
Category
スケッチ

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異空間

Date
2008-09-18 (木)
Category
日記

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パスポートの期限が切れていて、更新に戸籍抄本が必要だったので、仕事の谷間の平日昼間、実家に帰った。
と言っても、実家には誰も住んでいないので、ただそこに時間が止まってしまった空間があるというのは、とても寂しい。

よく知っているはずなのに少しずつ変わった謎かけの風景。
ぽっかりと晴れた昼下がりなのに人影がほとんどない。遠くの橋の上と、遠くの下り道の先と、遠くの駐車場にしか人がいない。
近くにだれもいないのは、自分がその風景の中の遠くの人になっているからかもしれない、なんて思えてくる。普段、人と近すぎる生活を送っているからか、それとも姿形がよく見えないからか、遠くにいる人というのは、なんだか愛おしいもののように思えてくる。遠くで、少なくなった小学生たちが鼓笛隊の練習をしているのが見える。
ノスタルジーかと思ったけど、これは、小学生の時に体調を崩して早退した帰り道に感じた感覚と同じだ。
こんな心のよりどころのないような時間と空間の毎日を送っている主婦たちはすごい。男とは違う生き物だ。と、テレビのない時代だったら思う。
帰り道、車のラジオから流れるピストン西沢と秀島史香の下世話なトークが心の支えだった。

42

Date
2008-09-14 (日)
Category
日記

“42”

「そいつは初耳だ。どうして建設しなくちゃならないんだ?」
ミスター・プロッサーは指を一本立てて振ってみせたが、すぐにまた引っ込めた。
「どうして建設しなくちゃならないって、それはどういうことです?バイパスですよバイパスは建設しなくちゃならんものなんです」
バイパスとは、ある人をA地点からB地点へ大急ぎで移動できるようにし、またある人をB地点からA地点へ大急ぎで移動できるようにするための手段である。その二地点のちょうど中間のC地点に住んでいる人々は、A地点にどんな取り柄があれば、B地点の連中はあんなに急いでそこへ行きたがるのかと思い、またB地点にどんな取り柄があれば、A地点の連中はあんなに急いでそこへ行きたがるのかと思う。そしてしょっちゅう思うのは、いい加減自分がどっちにいたいのか早く決めろよということだった。
ミスター・プロッサーはD地点にいたかった。D地点は具体的にどこということはなく、ただA地点からもB地点からもC地点からも遠く離れた任意の一点だ。そのD地点にこぢんまりしたコテージを建てたい。入口の上には斧を飾って、E地点に腰をすえて快適な時を過ごすのだ。ちなみにE地点とはD地点の最寄りのパブのことである。妻はもちろん蔓バラを這わせたがるだろうが、彼は斧を飾りたかった。なぜかわからないが、昔から斧が好きなのだ。ブルドーザーの運転手たちが馬鹿にしてにやにや笑っているのを見て、顔がかっと熱くなってきた。

“宇宙ヒッチハイク・ガイド”
D・アダムス著
安原和見訳

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