日記
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現代魔法
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- 2008-10-02 (木)
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- 日記
現代における魔法とは何だろう。
人に勧められて「ソロスは警告する 超バブル崩壊=悪魔のシナリオ」(ジョージ・ソロス:著 徳川広家:訳 松藤民輔:解説 講談社)という本を読んでいるのだけど、その前半、解説の中で松藤民輔さんがとても面白いことを書いている。
私は八年ほど前に南アフリカで金鉱山の経営を行っていた。ある時、そこに名門ロスチャイルド家の関係者が訪れたことがある。“オックスブリッジ”の歴史学科を出ているその人物は、私たちに平然と「歴史を勉強していなかったら、ブタだ(人間じゃない)よ」と言い放った。特定の人間を愚弄した言葉ではなく、ごく普通に口から出た言葉のように思えた。これが世界の政治経済を牛耳るトップ・エリートの感覚なんだなと、その時、私は痛感したものだ。
現実に、彼らエリートには彼らだけのスタンダードである「共通言語」や「共通認識」がある。そうした共通言語をもち、真のエリートたちの“インナーサークル”に入れるごく一部の者だけが、世界の大企業のトップとなって数十億の年収をもらい、プライベートジェットでスイスのダボス会議に参加し、「次の金儲けのテーマは『金融』から『エコ』にしよう」などという、地球の新しいルール作りにたずさわる資格をもつ。(解説:「私が今までで一番勉強させてもらった本だ」より抜粋)
(普通の?)人間は、手から炎を飛ばしたり、自由に空中を浮遊したりすることができない。でも、もしそういった魔法のような力が欲しいと真剣に考えた場合どうしたらいいのだろう。
まだ日本が鎖国していた頃、その日本を支配するには武力が必要だったと思う。
しかし、世界のあらゆる事や物が「お金」というひとつのルールで解釈できるようになってしまうと、ほとんどの人は自らのエネルギーをそれに変換せずにはいられなくなった。
すると、その仕組みを使って自分の書斎にいながら地球の反対側に塔を建てるということさえできるようになってしまった。
国だけでなくて、一個人すら支配できるようになってしまった。これはファンタジー世界で描かれる魔法と何ら変わらない力だと思う。
ただし、それが代理である以上、実質的なエネルギーとその間にギャップが産まれるという問題を孕んでいるわけだから、今のサブプライムやこの本で書かれている超バブルといった問題が出てくるし、お金という意味やルールを理解しようとしない人がその抜け道を使って罪を犯したりしてしまうようになった、とも言える。
丹誠込めてトマトを栽培して、他の人が苦労して捕ってきた新鮮な魚と交換するという時代と本当のところどちらがいいのかわからないけれど、ぼくが想像できないほど自由に現代を泳ぎ回ってる人というのが世界にはいるのだろう。
こういった観点から、秘密の隠されていそうなフィクション作品を楽しんでみたい。でもその前に、今の自分はまず人間になれるようもっと歴史の勉強をして、それに紐づけて現代と向き合えるようになっていかなくては。でなければこの時代において自分が目指す意味のあるものを作れたりするわけがない。
国際免許
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- 2008-09-30 (火)
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現地で働いている友人の話だと、ロサンゼルスは車社会なので、旅行者もレンタカーを借りないと話にならないらしい。
なので空港近くのレンタカー屋さんでシボレーの4ドアをネット予約した。
それと、グランドセフトオート・サンアンドレアス(ロサンゼルスがモデルになっているゲーム)でフリーウェイの乗り方をいくら練習しても免許がないと怒られてしまうから、パスポートの更新と一緒に国際免許を取ってきた。
国際免許は、都庁の第二本庁舎2階にある警視庁の新宿運転免許更新センターで取得できる。
必要な書類を窓口のおじさんに渡し、ベンチに座ってしばらく待っていると「○○さーん」名前を呼ばれた。
その瞬間、別のベンチに座っている若者がガタッと席を立った。
窓口のおじさんは、手元の証明写真で、呼んだ相手がその若者ではないことを知っているので、ぼくの方を見てもう一度名前を呼んだ。
その彼は急いでいたのか、キョロキョロしてからバツが悪そうにまたベンチに座った。
第二本庁舎には喫茶コーナーとしてタリーズコーヒーが入っている。
無事に用事も済んだので、お茶をしていこうと思い“本日のコーヒー”を頼んだ。
レジに片言の英語を話す外国人夫婦がいて、エスプレッソを注文するのに苦労していた。自分もこれから行く旅行先でこんな風になるんだろうなと思いながらそれを見ていた。
間もなく「本日のコーヒーをご注文の方ー」という声がした。その瞬間、ランプの近くに座っていた若者がガタッと席を立った。
タリーズのお姉さんは、呼んだ相手がその若者ではないことを知っているので、ぼくの方を見てもう一度言った。
帰り道、自分の頭の中は、彼が最も活躍できる職業やスポーツやそのポジションは一体何かということでいっぱいだった。
異空間
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- 2008-09-18 (木)
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パスポートの期限が切れていて、更新に戸籍抄本が必要だったので、仕事の谷間の平日昼間、実家に帰った。
と言っても、実家には誰も住んでいないので、ただそこに時間が止まってしまった空間があるというのは、とても寂しい。
よく知っているはずなのに少しずつ変わった謎かけの風景。
ぽっかりと晴れた昼下がりなのに人影がほとんどない。遠くの橋の上と、遠くの下り道の先と、遠くの駐車場にしか人がいない。
近くにだれもいないのは、自分がその風景の中の遠くの人になっているからかもしれない、なんて思えてくる。普段、人と近すぎる生活を送っているからか、それとも姿形がよく見えないからか、遠くにいる人というのは、なんだか愛おしいもののように思えてくる。遠くで、少なくなった小学生たちが鼓笛隊の練習をしているのが見える。
ノスタルジーかと思ったけど、これは、小学生の時に体調を崩して早退した帰り道に感じた感覚と同じだ。
こんな心のよりどころのないような時間と空間の毎日を送っている主婦たちはすごい。男とは違う生き物だ。と、テレビのない時代だったら思う。
帰り道、車のラジオから流れるピストン西沢と秀島史香の下世話なトークが心の支えだった。
42
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- 2008-09-14 (日)
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「そいつは初耳だ。どうして建設しなくちゃならないんだ?」
ミスター・プロッサーは指を一本立てて振ってみせたが、すぐにまた引っ込めた。
「どうして建設しなくちゃならないって、それはどういうことです?バイパスですよバイパスは建設しなくちゃならんものなんです」
バイパスとは、ある人をA地点からB地点へ大急ぎで移動できるようにし、またある人をB地点からA地点へ大急ぎで移動できるようにするための手段である。その二地点のちょうど中間のC地点に住んでいる人々は、A地点にどんな取り柄があれば、B地点の連中はあんなに急いでそこへ行きたがるのかと思い、またB地点にどんな取り柄があれば、A地点の連中はあんなに急いでそこへ行きたがるのかと思う。そしてしょっちゅう思うのは、いい加減自分がどっちにいたいのか早く決めろよということだった。
ミスター・プロッサーはD地点にいたかった。D地点は具体的にどこということはなく、ただA地点からもB地点からもC地点からも遠く離れた任意の一点だ。そのD地点にこぢんまりしたコテージを建てたい。入口の上には斧を飾って、E地点に腰をすえて快適な時を過ごすのだ。ちなみにE地点とはD地点の最寄りのパブのことである。妻はもちろん蔓バラを這わせたがるだろうが、彼は斧を飾りたかった。なぜかわからないが、昔から斧が好きなのだ。ブルドーザーの運転手たちが馬鹿にしてにやにや笑っているのを見て、顔がかっと熱くなってきた。
“宇宙ヒッチハイク・ガイド”
D・アダムス著
安原和見訳
2つの時間
- Date
- 2008-09-01 (月)
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ロスで働いてる友人のところに遊びにいこう!という計画を友人とたてている。
こっちをいつ出れば向こうに着いたとき昼間なんだとかそういう話はややこしい。
カメラを構えた自分がいるこの部屋はもう夜なのに、あの雲の上の方はまだ夕暮れだ。だから日付変更線があります。
この写真の中には2つの時間が存在しています。
なんつって。
ともだち
- Date
- 2008-08-29 (金)
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1 いつまでも 絶えることなく
友達でいよう
明日の日を夢見て
希望の道を
2 空を飛ぶ 鳥のように
自由に生きる
今日の日はさようなら
またあう日まで
3 信じあう 喜びを
大切にしよう
今日の日はさようなら
またあう日まで
またあう日まで
『今日の日はさようなら』
作詞作曲:金子 詔一
歌:森山良子
20世紀少年が公開されるので、ともだちともだちとうるさいが、自分がともだちと聞いて思い浮かぶのはこの歌だ。
未来の人間にヘビーに響かせる方法
- Date
- 2008-08-25 (月)
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「霧の火」という日テレのドラマを見た。第二次世界大戦末期、樺太で電話交換手をしていた9人の女の子たちの生き様を通じて、人間の尊厳や精神的な価値を再認識しようというような内容。
物語が人に与える影響というのは言うまでもないことだけど本人の想像力や理解力によって大きく変わってくる。どんなに訴えたいことがそこに込められていたとしても、受動で観ている人にとっては物語そのものが持っているメッセージの半分も伝わっていない。
かといって誰にでも分かるように物語を単純化すると、例えの幅が広がりすぎて、訴えたい内容自体の幅は逆に狭くなってしまう。
では、物語を変えずどのようにすればそれを補えるのか考えてみた。
例えば、物語に出てくるキャラクターたち全てを知人友人親族に置き換えてしまうというのはどうだろう。
「霧の火」だったら、自分をかばって死んでゆくのは友人や両親だ。その画面が語る意味というのは、役者の優れた演技という説得力を軽々と飛び越えて、物語本来の意味で心に響くはずだ。
ひと昔前の人間は、クルマやカメラといったモノに対して思い入れという自己投影をしてきた。でも、いまはこれだけアバターアバターと言っている時代。テレビを眺めてタレントに親近感を覚えるのに使ってきた時間を、存在感を増すネット世界に湯水のごとく費やし、肉体と精神の乖離はどんどん進んでる。
そんな環境で育った人間たちが、いつまで自分と縁もゆかりもない役者やキャラクターに自己投影できるものだろうか、とつい考えてしまう。
顔を3Dモデルや自分のアバターで挿げ替えた役者が氾濫する時代というのは着々と近づいて来ているのだ。
見た目も中身も自分にソックリなAIを作るって夢も本気でアリだな、と言ったらやっぱり笑われてしまうのだろうか。
6 1.. 2...
- Date
- 2008-08-25 (月)
- Category
- 日記
1.. 4.. 8... 0... 5 5
5.. 1.. 2.....* 1... 6 4.. 8... 0... 3....* 9.....
3 0... 9..... 2... 2.. 8.. 1...
2... 7 5..... 9.. 9....
2.... 7... 4... 3 3..... 6.. 2.....
7.. 7..... 5..... 9... 7.... 9..... 2 5
『明日死ぬかもしれない人間が大人になる必要なんてあるの?』
- Date
- 2008-08-18 (月)
- Category
- 日記
大友克洋の作品に「公園」という話があって、その中で、高校生が『知らないよ俺たちが汚したんじゃねーのに』と言う1コマがある。
自分はこのセリフを読んだ時、思わず唸ってしまった。
もしそれが味方側の人間から野次のように発せられた言葉だったら、それを制しながらも心の中では思わず『そうだよな』と思ってしまうような、そんな感じ。
今日、友人の誕生会を兼ねて観に行った「スカイクロラ」の中にも唸ってしまうセリフがあって、押井守はこういう風に表現するんだ、と思った。
ストIV
- Date
- 2008-08-10 (日)
- Category
- 日記
打ち合わせの帰り道、アミューズメントパークと呼び名の変わったゲームセンターの前を通ると、「ストIV入荷!好評稼動中!」と書かれたPOPが目に入って、思わず店内に足を踏み入れた。
ストIIのスキルは指が覚えていてとりあえずなんとなく遊べてしまう(という人は多いと思う)。
いまの筐体は乱入するか対CPU戦か選べるみたいで、乱入者もなくラストまで進みあっさり1コインクリアしてしまった。
ゲームセンターによく通っていたのはそこにストII'があったからだった。ゲーメストを読んで戦い方を学んでは部活の帰り道にゲームセンターに寄ってそれを試すのが楽しかった。
飛び込み大パンチ→アッパー→小昇竜や、飛び込み(めくり)大キック→下段中キック→小竜巻→(つながらないけど)小昇竜とか、コンボという概念が生まれた当時はそれらがとてもカッコ良く映って夢中になって遊んだ。
反射神経と指先の器用さに自信があったからイニシアティブが取れて余計面白かった。
ストII'のキャラ選択画面の無精髭が生えたRYUが大のお気に入りで、クラス委員長の特権を乱用して、球技大会の応援旗に勝手にRYUのイラストを描いたこともある(赤いハチマキをしてるのでそれっぽくもあったからだけど)。
SFCでストIIがリリースされてからは自宅で友人や弟を相手に腕を磨き、ゲームセンターに行って知らない猛者を相手に奮闘するのが楽しかった。
SFC版をやり込んでその画面に見慣れてしまうと、アーケード版はアニメーションが贅沢に作ってあるので(竜巻旋風脚の着地とか)その違いがカッコ良く見えた。
当時はオンラインゲームもなかったから、熱気のある空間に思い入れを持ったゲーム好きな人間が集まって真剣に遊ぶというのはあそこくらいしかなかった、と思う。
あの頃は潰す暇も大分に熱かった。自宅までの帰り道、アイスクリームを食べながらそんなことを思い出した。
東京上空3,000メートル!!
- Date
- 2008-07-07 (月)
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- 日記
2月の誕生日に、デザイナーのRさんが客船での晩餐に招待してくれたので、そのお返しにRさんの誕生日に何か乗り物をと思ってヘリコプタークルージングに誘った。
デザインの仕事をしていると色々な立場の視点が必要になる。
ただデザインをしているだけでは、デザインの技術は上がってもそのデザインを使う人の心理が分からないかぎり、デザインするのに必要な部品が揃ったという事にはならない。
そんな風に思って、感度の高い世界に少しでも足をのばそうというところから出発した現実社会での冒険企画は少し行き過ぎてしまったようでもある。
でも、これはこれで人間を面白くするエッセンスとしてよかったと思っている。
旅客機は全体的に動きがゆっくりで、周りにはたくさん人がいて連帯感などからくる安心もある。
乗り込む時はドアtoドアで、自分が旅客機に乗ったということを客観的に感じるのは難しい。
でも、ヘリコプターは完全に日常的な現実と地続きの体験だ。
駅からタクシーに乗り、サービスカウンターで受付して、簡単な説明とボディチェックを受け、ヘリコプターのメンテナンスガレージを抜け、一段高くなったヘリポートに停まっているヘリコプターに自分の足で歩いて乗り込む。乗り込むのは機長さんと僕ら2人の他にはいない。
エンジンがかかりプロペラが高速回転を始める。
ドアの外を見ると担当の方とメカニックさんが気を付けの姿勢でこちらを見てる。どこか生々しい。
機長さんがマイクで合図すると、間もなく離陸する。
ヘリコプターは、現実的に受け入れられる高さまで機敏な動きで浮上し、そのまま非現実的な高さまで躊躇なく上昇していく。
すごく揺れるというわけではないが、ドアはエンジンの回転数によってガタガタいうし、方向を変える時は本当に傾く。数分の間は現状を受け入れる事で精一杯だ。
しばらくして都心の上空に。いつも見上げている建物のはるか上空を飛んでいるという実感…。
いままでヘリコプターを見ても何か飛んでるとしか思えなかったけど、これからもしヘリコプターを見つけたらこの日の経験できっと色んなことを想像できると思う。
ちなみに、この風景を見て最初に思ったのは、よく仕事でクオータービューのキャラクターやフィールドを作るけど、これはまぎれもなく本物のクオータービューだ!ということだった。
阿佐ヶ谷住宅
- Date
- 2008-06-16 (月)
- Category
- 日記
バウハウス・デッサウ展で、阿佐ヶ谷にバウハウス建築があると知り足をのばしてきた。
駅から15分ほど歩くと一帯が統一されたルールによってデザインされた空間にたどり着く。
ゆっくりと散策していると、パラレルワールドというかちょっと現実から離れていくような感覚になる。初めて訪れたはずなのにどこか知っているような、単なるノスタルジーなのだろうか不思議な感覚だった。
この阿佐ヶ谷住宅は2009年からは再開発が始まるらしい。見たところ解体工事は始まっていなかったが、居住者の引っ越しは進んでいるようで住人を見かけることはなかった。
阿佐ヶ谷住宅について詳しくはこちら
ジェラルド(自ぇらる道)
- Date
- 2008-06-09 (月)
- Category
- 日記
"HELLO GOMI ! 私はごみ屋-ARTISTと自転車が覚えているのですか? "
GERALD ゴミ屋-自転車ARTIST
Next exhibiton in ENOARU-CAFE, blue tent village ,
West part of YOYOGI PARK
SHIBUYA , TOKYO
sincerely
GERALD
2年前の2006年、表参道ギャラリーで一緒に作品を展示して仲良くなったジェラルドから一通のメールが届いた。
ジェラルドは、自転車で世界各地を周っているフランス人のアーティスト。
たぶん彼は消費的な現代社会に対して哲学的な考えをもって活動している。
なぜ『たぶん』なのかというと、ぼくと彼との間には片言の英語しかコミュニケーションの手段がないため、込み入った話ができないからだ。
彼の作品は世界を周る途中どこかで手に入れた(消費され、廃棄された)物のコラージュだ。解説を聞いたり読んだりしたことがないので作品を通じて感じたことしかわからないけれど、ユーモアにあふれた彼の作品が好きだ。
ブルーテント村にある物々交換によるカフェ、エノアールにもまた行ってみようと思う。
近代魔法
- Date
- 2008-05-28 (水)
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- 日記
【分類】ミニマル魔法
【魔法名】Two Pages(×2倍速)
【消費マナコスト】大
【使役方法】ヘッドフォン着用。通過儀礼の03:15以降は目を閉じて自ら聴く。
【効果】別のレルムへ転送。
Philip Glass - Two Pages (for Steve Reich), 1968
【裏技】いくつかのブラウザを開き、数秒ずらして順番に再生する。
※後日、実際のTwo Pagesを入手し聞いてみたのだが早回しのこれとは全くの別物だった。
Shadow Of The Colossus
- Date
- 2008-05-24 (土)
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- 日記
並木道でマナをアブソーブ
- Date
- 2008-05-21 (水)
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- 日記
ずっと人には言わないでいた話です。
並木道を自転車で走ると、ときどき細かい雨粒みたいなものが降ってきます。
最初は雨かエアコンの室外機から何かがはねてきているのかと思ったけど、それらしきものは見当たらなかったし別の並木道を走っても降ってきます。つまりたぶん、樹木から何かが放出されているんだと思う訳です。
特別なことのようでちょっと嬉しかったので、これについてはあまり調べたりしてません。ファンタジーの世界などでよく魔力の源として描かれる『マナ』だと思うようにしました。
フロアで踊る人たちのテンションを自由にコントロールするDJを見て、これこそが現代の魔法使いじゃないかカッコイイ!と思った時から憧れの職業が戦士から魔法使いに変わったことだし、マナをいっぱい浴びてクラスチェンジできるようにがんばります。
ちなみにマナは歩いている時より自転車に乗っている時の方がより浴びられます(なんとなくF-ZEROのダメージ回復エリアを走っているイメージ)。それと、夜ではなく朝か昼くらいに浴びられます。季節と関係があるかは分かりませんが、最近よく浴びます。
まだ魔法は使えませんが、ウソじゃないです。
バウハウス・デッサウ展
- Date
- 2008-05-18 (日)
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桑沢デザイン研究所時代、近代デザイン史の授業でそれなりに勉強したつもりになっていたバウハウスの『バウハウス・デッサウ展』を見に上野へ行ってきた。
見ながら思ったのは、(また例によって内容とは関係なく)デザインを学びそれを仕事にしようとする時、もの作りの喜びを知ることと同じくらい過去の歴史にも感心をもてる人間の方が色んな意味で“早い”ということ。
歴史とは共通認識に他ならないのだから当たり前といえばそうなのだけれど。
自分はもともと自動車のデザインに感心があり、プロダクトデザインを学ぼうとデザイン学校に通ったわけだが、どういうわけかグラフィックの世界に足を踏み入れていた。
そのため、グラフィックについての歴史を紐解いて過去の作品に目を向けきれていない部分も少なからずあり、知っていればしなくて済んだ苦労というのも多い。
学生時代は(若い時期にありがちな?)自己の内観を以て表現に変えるということに著しく感心があった。それと充分に向かい合ったからこそ、体系立てて色んなことを勉強していく中で気がつくことも山のようにあると思う。
願わくばその2つの容器が同じくらいの大きさであってほしいものだ。
帰りに寄った「谷中ボッサ」のケーキも「薬膳カレーじねんじょ」のカレーも美味しくて、心と身体に栄養をもらえた週末だった。
感受性について
- Date
- 2008-05-13 (火)
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- 日記
電車の吊革につかまってボリュームを控えめに音を聴くより、楽な体勢になり眼を閉じてそれなりの音量で聴いた方がプリミティブに感動できる。
つまり、邪魔な感覚が多いほど感じ方は鈍くなる。
もし、視覚や聴覚、触覚、味覚など、その人が一度に感じられる量の総和が一定だとしたら、聴覚にだけチューニングした方がより多くを受けとれるということだ。
こう考えたとき、もしかしてゴッホが耳を落とした理由もそうだったのではないだろうかと思った。ただでさえあんなに情熱的に世界を感じていたのだから、チューニングしたらとんでもないことになる。
などと勝手に想像してみたが、調べてみたら全然違う理由だった。
※実際にはゴーギャンに自画像の耳の形がおかしいと言われたためで、切り落としたのも左耳のみだった。
ちなみに、映像と音がマッチした時にも感動があると思うけれど、これはそれぞれがそれぞれを補助しているわけで、何かを見て本当に感動しているとき、耳は何も聞いていないし、音を聞いて感動しているときに眼を開いていても何も見ていないと思う。
そういう意味では、本当に感動できる音は電車の吊革につかまっていても圧倒的に迫ってくるわけで。そんな芸術にいっぱい触れて、感性を磨きたいものだ。
daft punk's ELECTROMA
- Date
- 2008-05-12 (月)
- Category
- 日記
ビジュアルとタイトルに惹かれて観たdaft punkの『ELECTROMA』。
ピカピカのFerrari412が眺められるのはとてもいい。
随所に女性の身体を連想させる風景が登場するが、そこに関してはちょっと狙いすぎという感じがする。もう少しさりげなく盛り込んでほしい。
文化系男子だってクラブに行きたい
- Date
- 2008-05-05 (月)
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- 日記
高校の頃は、美術室にこもっているような典型的な文化系男子だったけど、ぼくらだってたまにはクラブイベントにいきたい(身内のイベントに呼ばれて行くとかじゃなくて…)。
友人のsodapopとそんな話(?)になって、何度か顔を出しているsuperdeluxeへ。
その日のプログラムはエコをテーマにしたイベントで、イメージしていたような空間ではなかったけど、ライブパフォーマンスが豊富で楽しかった。
で、ぼくがテキーラ片手にフワフワしてると、イベントでお皿を回していたDJのシンパチくんとsodapopが仲良くなっていて、3人で雑談。
その流れで、このイベントのあとに銀座で別のイベントがあるんだけど一緒に行く?と誘われ、イベントが終わった後、NHKで音楽のお仕事をしてるというイガイくんと一緒に楽屋裏にまわって機材の片付け。
そしてタクシーで銀座へ。
銀座のクラブはさすがにセレブ度が高くてスゴかった(GBA版真・女神転生のディスコみたいと思って密かにアガった)。
最初はヤバいとこ来ちゃったなと思ったけど、音もめちゃめちゃいいし、ソファーはふかふかだし、ポールダンサーいるし、何よりいる人の目が違う(実際目の色も違ったけど)。刺激的ってこういうこと?
文字通り朝まで踊り明かしてヘトヘトだったけどとても楽しかった。
行った先の銀座でも、アートの展示会とクラブにばっかり通ってるというハンザワくんとも仲良くなれたし、何より新しい友だちが3人も増えたことがとてもうれしかった。
こんな冒険は、セトウくんとたまたま入ったバーのマスターにそそのかされて、新宿2丁目のゲイバーに拉致られて以来久しぶりだった。
非現実の王国で
- Date
- 2008-05-04 (日)
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- 日記
ヘンリー・ダーガーの個人的な制作に対する姿勢にはすごく共感してしまう。
それが何であれ、ずっと居座れる世界をただただ求めて、それがないなら自分で作るしかないと思う気持ちは同じだから。
作品集を夢中で眺めて、あの絵が動いているところも観たくなり渋谷ライズXで映画を観てきた。
DVDが出たら『もののけ姫はこうして生まれた』のようにディスクが軋むまで再生し続けると思う(もののけ姫はこうして生まれたは、VHSが擦り切れるまで再生し、そのあとでDVDが軋むほど再生したわけだけど)。
気分がよかったのでそのまま渋谷から自宅まで歩いて帰った。
今夜の代々木公園はどういうわけかとても神秘的で、Brian EnoのA Secret Lifeが聞こえてきそうなくらい非現実的だった。
一人遊びでGTAIV
- Date
- 2008-05-02 (金)
- Category
- 日記
音楽を聴いていて体がゾクゾクしびれる時がある。
あれって一体何なのでしょう?(だれかしってる?)
今日、あのしびれは一度始まってしまえば少しの間維持できることを発見した。
せっかくなので、そのしびれが一番出やすい音はどれかなと思いiPodに入っている中で探していると、Wipeout pureのサウンドトラックのCross the Line(大音量で)が一番ぞくぞくくることが判明。
YouTubeだと解りづらいけど生音だとパルスっぽいところとかプチプチする感じとかがスゴい。
山手線の中でかなりしびれてしまった。
でもこのしびれが一番くるのって単に曲がいいというだけじゃなくて、ゲーム中でいっぱい聴いていて、たぶん好きなコースのテーマだったとか快感の記憶と結びついてるとかそういうことだと思う。
Wipeoutはスムーズに操作できたときに他のレースものとはくらべものにならないくらい気持ちいいし。
とか考えながらループで聴いていたらWipeoutがやりたくなってしまった。
で、国内版は出てないけど、EU版でWipeout Pulseが出ていたなと思って打ち合わせの帰りに秋葉原に寄りカオス館に向かうと、なんかレジに行列ができてる…。
新作の棚を見ると北米版とアジア版のグランドセフトオート4が。
出てたのか。何かあると困るから(?)一応ゲットした。
日本語訳サイト探さないと。
コミカルな毎日
- Date
- 2008-05-01 (木)
- Category
- 日記
Sigur Rosを聴いていると色んなことを考えます。
アイスランドの茫漠とした風景の中で暮らしている人と比べて、ぼくらの日常はとてもコミカルなんじゃないかなとか。
だって、夜空を見上げるとオーロラがゆらめいていて、都市を少しでも離れたら人と会うことも稀な世界なわけです。
隣の部屋の人に怒られないように音量を絞っているぼくなんかと比べて、毎日が全然シリアスなのだろうと。
そんなことを考えていて、ふと頭をよぎった作品があります。
以前、far beyond 4月のアーティストたちで、ご一緒させていただいた足立涼子さんの作品です。
足立さんはぼくと同じように東京で暮らしているのに、透明感のある尊い作品を作り続けています。
毎日のコミカルな日常のことをもう少し見つめなければいけないのかも。
コミカルなりに。
Sigur Ros
- Date
- 2008-04-28 (月)
- Category
- 日記
はぁ…なんなのでしょう?
ため息とよだれが止まりません。
どんなに美しいものを心の中に抱えていても、それを表現できなければ意味がないと思っていたけど、誰にも気がつかれないまま静かに自分の心の中だけで炎を燃やしているような、そんな人をなりふり構わない拍手で讃えたくなる。
そういう気持ちにさせる音楽です。
ポストロデオボーイ
- Date
- 2008-04-28 (月)
- Category
- 日記
ロデオボーイの代わりにスケートボード買いました。
初心者のぼくに色々教えてくれた親切なショップのガネさん、お客さんのハジメさんありがとう。
4月のボードゲーム会
- Date
- 2008-04-27 (日)
- Category
- 日記
ボードゲーム会、略して『ボ会』が佐々木さんの主催で今月も開かれた。
今回も海外のボードゲームをたくさんプレイした。なにせ佐々木さんときたらいつも旅行用のキャリングケースいっぱいにボードゲームを持ってくるのだ。ジッパーが閉まらないほど。
ボ会はいつも細かなところまで気が届いていて、口を開けてピーピーエサを待つ雛鳥のようなぼくら参加者を親鳥となって無償で満足させてくれる。
対戦が気持ち的にちょっと苦手な自分に、協力モノの面白さを教えてくれたスコットランドヤード、すごく面白かった。
ホントおつかれさま&ありがとう。
電球一つで変わる
- Date
- 2008-04-26 (土)
- Category
- 日記
作業机の電球が切れたので、間に合わせにコンビニで買ってきた。
でもこれがやたらと明るいタイプで、少し暗くてボーッとした雰囲気が好きな自分にはキツかったのだが、なんとなく1ヶ月が経過…。
以前と同じ暗めのものと交換してみたら、何て心地がいいのだろうとあらためてうっとりしてしまった。
内観しながらモノ作りをすることが多いと、些細な変化で何かがグッと変わったりするから環境はとても大切。
自宅で作業していることに少しメリットを見いだせて嬉しい。
ドローン
- Date
- 2008-04-25 (金)
- Category
- 日記
音楽に詳しい人を見つけると、無条件で目がハートになってしまい、なんで音楽がそんなに好きなの?としつこく聞いてしまう。
音楽の楽しみ方をよく知らなかったからだ。
そんなぼくでも流行の曲以外にこっそり聞いている音楽はあって(かなり控えめに聴いていたのだけど)、でもそれはよく解らない種類の音楽なのだ。
そのタイプの音楽を聴きながら制作をしていていると、集中力が高まって他のことがあまり気にならなくなる(小さい頃はもっともっと日常的にそうなっていたような気もする)。
でもこれを何と言ったらいいのか解らないし、説明することもできないし、詳しい人も身近にいなかったので今まであまり広がっていかなかったのだが、どうやら聞いたところによるとドローンと言うらしい。
これを知って、音楽は化学作用のように音として聴いていてもいいんだなと素直に思えるようになった。
ドローンて…へんななまえ…。
ちなみにこの音は、お経や聖歌などにもすごく似ている。
昔の人はこの集中力の高め方に気がついて、それを必要とする場面には積極的に取り入れたんだろうなと勝手に想像して感心してしまう。
数珠とロザリオも、あの球の部分をずっと同じように触っていることで集中していくみたいだし、聴覚と触覚の同時攻撃なんてホントすごいと思う。
ぼくは洋服のボタンを触るのが好きなので、マウスに接着剤で取り付けたらもっと集中できるかな、とか真剣に考えてしまってヤバい。
ナカムラさん
- Date
- 2008-04-23 (水)
- Category
- 日記
20時に仕事を一区切りつけて、散歩がてらスターバックスに行き本を読んでいると、隣の席で初老の男性が絵を描いているのに気づいた。
どうやら他のお客さんをモチーフにクロッキーをしているようだった。
最初は気にしないようにと思っていたのだけど、どんな理由でどんな絵を描いているのか気になって気になって、もう本が読めなくなってしまった。
そこで、隣に座ったのも何かの縁だと信じ、思い切って声をかけてみた。
絵について1時間くらい談笑したあと、ナカムラさんは友だちの印に電話番号を教えてくれた。
そしてまたスターバックスで合おうと約束をした。
記録を取る
- Date
- 2008-04-22 (火)
- Category
- 日記
Twitterをやりはじめてからネットとの距離が近くなった気がして、何気ないことでもどんどん書いていこうと思う。
先日、Amazonで買ったCapcomのセガサターン用ソフト「ダンジョンズ&ドラゴンズコレクション」をやるため、仕事の帰り道に秋葉原のスーパーポテトにセガサターンを買いに行った時、何気なくすごい衝撃を受けてしまった。
カオス館に向かう高架下の道をいつものように歩いていると、前からオシャレな男の子が歩いてきた。
キャップにサングラス、長袖のTシャツの上にベスト、派手な色のリュック、ハーフパンツの下にタイツという出で立ちはクラバーという感じでとにかくカッコよかった。
でも何より重要なのは、その隣を一緒に歩いている女の子で、ぼくと同じくらいの身長(175cm)で線がとても細く、明るく長い髪にハーフみたいな顔立ちをしていて、そしてメイド服を着ているのだ。
この二人が何か話をしながら歩いている姿はとにかく楽しそうで「イイ」としか言いようがなかった(ぼくがメイドさんが特別好きということではなく)。
普段はオシャレカップルで、彼女さんがメイドの格好をしてみたいというから秋葉原に来て…と、勝手に想像してしまった。
カッコイイとかキレイとか奇抜というのは空間を明るく楽しくしてくれるエネルギーソースだ。
2年前の山手線で、洗いざらしのGパンに黒のパタゴニアのウインドブレーカーを着て髪を後ろに一つで縛り徹底したミニマリズムを感じさせた女の子以来、とてもいい刺激になった。
このことが何をもたらしてくれたかというと、記録を取るということはアートについて考えた時、とても大切ということだった。
自分の頭の中のことはどんどん外に出してあげなければならない。
どんな服を着せてどんな声でしゃべらせて、どんな仕草をさせるかということばかり考えていてはいけないのだ。
関係のない話
- Date
- 2008-04-21 (月)
- Category
- 日記
新宿のスクウェアエニックスで渡辺さんと佐々木さんと打ち合わせをして、その後に3人でFantasmiをした。
2人は生き方についての考え方も人間としても尊敬できる大好きなキャラクターなので、一緒にいると仕事をしているのにとてもとても楽しい。
2人が対戦している様子をビデオに収めながら、ジョブズの言葉を思い出していた。
「今日が人生最後の日だとして、今日これからやることは本当にやりたいことか?もし何日もの間、『NO』という答えが続いたときは、何かを変えなければならない」
この言葉はたいてい自分を見つめ直すために教訓的に使われる。
でも、少なくとも今のぼくには関係のない話だ。
こんなに幸せなことはないなとカメラをズームさせながら思った。
黒いビル
- Date
- 2008-04-20 (日)
- Category
- 日記
高円寺のcafe apartmentで友人のsodapopと過ごした後、線路沿いを歩いて中野へ。
しばらく歩くと線路の向こう側に黒くてつや消しのビルが現れた。
知ってたけどあまり気にしていなかった建物。
こうやって見てみると中野サンプラザよりよっぽど気になる存在に思える。なのに何故これが何なのか知らないのだろう…中野にずっと住んでるのに。
真夜中ということもあって色々と妄想がふくらむ。
頭の中で勝手な物語が始まる。BGMにはBrian EnoのThe Secret Placeが。悪魔のいない真・女神転生のような無機質な世界観。
ゾクゾクしながらビルの足下まで行ってみた。でも、シャッターが閉まっていて、暗くて何なのかよくわからなかった。
よくわからなかったために自宅の玄関を開けるまで妄想はエスカレートし続け、ぼくはピンク色のスパナを片手に非常階段を登って44階にまで足を踏み入れていた。
上着も脱がずにGoogle Mapで検索してみるとすぐに答えが出てしまった。
知らない方が楽しめることもあるなー…と、つくづく。
どうせゾクゾクしている時の自分を止めることはできないのだけど。
ほっぺたがときどき赤くなる
- Date
- 2008-04-15 (火)
- Category
- 日記
皮膚科に行くと、ストレスや睡眠不足が原因と言われるが、自分にはやっぱり水や洗顔フォームが合わないだけな気がしてならない。
アサシンクリードで感じた宣伝のこと
- Date
- 2008-03-03 (月)
- Category
- 日記
西島大介さん
- Date
- 2008-02-18 (月)
- Category
- 日記
土曜日にマンガ家の西島大介さんに会った。
凹村戦争を読んで不思議な人だなと思っていたが、会ってみるととても雰囲気のある人でますますファンになってしまった。
学生時代いきつけだった「ビットツアーズ」でゲームデザイナーの飯田和敏さん(巨人のドシンなど)と一緒にライブをやったという話がとても興味深かった。
やっぱり音楽は人と人を繋ぐ共通言語なんだなと感じた。
ディエンビエンフーのサウンドトラック買ってみよう。
あけましておめでとうございます
- Date
- 2008-01-09 (水)
- Category
- 日記
色んなものから情熱をもらおう
- Date
- 2007-12-19 (水)
- Category
- 日記
会社や学校という集団から離れて数年が経って、あの頃周りにいた"身近な多くの人たち"が与えてくれていたエネルギーにもっと感謝しなければいけなかったのだ、ということに気がつく。
気分はもう難民
- Date
- 2007-11-01 (木)
- Category
- 日記
いつの間にか自分は難民のようになってしまっていたようだ。
自分が世界に入って行くか、自分側に世界を降ろしてくるか、あるいはその中間など色々あると思う。だれでも理想的な世界の中で過ごしたいと考えるはずだ。
息抜き
- Date
- 2007-08-15 (水)
- Category
- 日記
ブログバトラー以外でドットを打つことなんてあるのかなと思っていたら、縁あってバスキュールさんと一緒にちょっと凝ったモバイルゲームを作る事に。
なのでここ最近はドット三昧。シルエットや印象までババッと打ってバランスを取ってから長考に入る。ちょっと打ってはモニターとにらめっこをして、色々考えてはまた消してみたり描き足してみたり。
このままアンチエイリアスも打てそうな気がしてくる。
正直言ってすごく楽しい。何時間でもやっていられる。
その他にも、新しい家具ブランドのイメージビジュアル部分を、というお話が。
コンセプトが素敵なブランドで、ジワジワとモチベーションが上がる。
いつどこにいても、参考になりそうな何かビビッとくるものがあるとノートにメモして後でカタチにしてみたり。なかなかまとまった時間が確保できないので、目標の9月半ばまで少しでも進めておかないと。
これはまた別の脳を使っている感じがして(というかここ1年が今までと比べて特殊な環境なわけだけど)、とてもやりがいがある。
試し撮り
- Date
- 2007-07-28 (土)
- Category
- 日記
ゲームボーイアドバンスのデザイナー、グエナエル・ニコラが携帯電話をデザインしたという噂を聞いてSimpure L2に機種変更したら、カメラ機能があまりよくなかったので、デジカメを買った。
世間では評価の分かれるPowerShot TX1。
ちょっといじっていたら、複数に分けて撮影してパノラマ写真のようなものを撮れるモードを発見した。
試しにブログバトラー制作委員会の仕事場を撮ってみた。
打ち上げに行く途中で
- Date
- 2007-07-04 (水)
- Category
- 日記
Processing
- Date
- 2007-05-24 (木)
- Category
- 日記
セトウくんに誘われBuilt with ProcessingというProcessingのイベントに参加するためSuperdeluxに行ってきた。
最近はデザインワークばかりだけど、こういうイベントに参加すると休眠中のアート活動(最後に行った展示会は2006年の4月@表参道画廊)の方にも火を入れなければと思う。
生き生きと何かを研究している人を見ると、こちらまで楽しくなってくる。もらうばかりではなくてこちらからも主体性をもってしっかり発信していきたいという気にさせられる。
とんだ1日
- Date
- 2007-05-11 (金)
- Category
- 日記
仕事場に向かう前、ふと窓を見ると飛行船が低空でこちらにむかって飛来してきた。風が強い日だったので(飛行船はすごいスピードで飛んでいて、すぐマンションに隠れてしまって写真がうまく撮れなかった)、魔女の宅急便で突風に吹かれて飛行船にぶらさがったトンボを思い出し、彼をまねてボーダーに着替えハーフパンツで自転車に乗ってみる。
最近はすっかり初夏の気候で自転車が気持ちいい。天気ひとつで45分ほどかかる仕事場までの道のりもさわやかな時間になってしまう。
海ほたる
- Date
- 2007-05-03 (木)
- Category
- 日記
ずっと仕事でバタバタしていたけどGWを前にしてやっと一段落。
車を走らせてはじめて「海ほたる」へ行ってみた。
2〜3年前にイラストレーターの友人Sodapopとアーケード少年のメンバーのOと3人で横浜までツーリングに行った時に、マリンタワーの展望台から水平線の彼方に浮かぶ不思議な物体を双眼鏡で発見して以来、勝手にそれを「海ほたる」だと思っていていつか行きたいと考えていたのだ(海ほたるを調べてみてそれが別のものだとわかったけど黒いピラミッドのようなあれは一体何だったのだろう?)。
写真を見る限りちょっと変わったPAという感じだったが、見ると行くとではえらい違いだ。実際に目の当たりにした時の存在感や、そこに立っているということそのものの、自分をとりまく空気に驚かされた。
明治神宮で考えた
- Date
- 2007-02-07 (水)
- Category
- 日記
日曜日、お守りをもらいたくて明治神宮に行ってきた。
明治神宮は本殿にたどり着くまでに少し距離がある。ジャリジャリという音を立てて小石を踏んで歩いている間、両側に立ち並ぶ木を眺めたりしながら色々なことを考える。(初詣の時は長過ぎる行列にうんざりしたりもするが)そういう心境にさせてくれる時間と空間にいつも感謝する。そして長い時間これを味わっていると、またそれに麻痺してしまうだろうなとも思う。普段は流れの速いこの社会に身を置いているから、それとは違った環境にふと足を止めてしまう。
Appleが好きなわけ
- Date
- 2007-01-18 (木)
- Category
- 日記
さすがにそろそろOSXに慣れていかないとマズいかなと思って、仕事の合間を縫ってMac Book Proを買ってきた。
Appleの製品は久しぶりだ。パッケージを開封した瞬間に感じる何ともいえない感覚は今も健在だ。
衝撃吸収用の発泡スチロールの形状に思わず手が止まる。
取扱説明書を開くと、1ページ目に「おめでとうございます。このMac Book Proはあなたに出逢うために作られたのです」と控えめなフォントで書いてある。また手が止まってしまう。
どの商品も同じ手順で行われるはずの開封儀式なのに不思議だ。
こうやってVIやCIを徹底して、Appleは世界中にファンを増やしてきたんだろう。ディズニーランドやブリザードと一緒だ。
“軍需に使用してはならない”という一文が見当たらなくなっていたのが残念だが、こういった普段なかなか味わえない感覚は、脳にじわっとしみ込んで、Appleのことを嫌いになれなくするのだ。
中野ブロードウェイへ
- Date
- 2007-01-09 (火)
- Category
- 日記
ブログバトラー制作委員会のメンバーで、キャラクターや世界観の参考に中野ブロードウェイで食玩やフィギュアを見てまわる。
もとは2Dのキャラクターでも3Dとしてしっかり成立しているものは本当にすばらしい。キャラクターの設計と、模型の造型両方の技術が優れているものは真面目にウットリしてしまう。
あと、少しジャンル違いだが、美術予備校時代によく描いた石膏像たちがフィギュアになっているのを見つけその完成度に感心。全部ほしい(笑)。
さんざんフィギュアとにらめっこをしたあと、ポツンと隅に飾られていたナウシカとテトのセル画(レプリカ)を見つけ購入してしまった。
やっぱりこれも駿氏の絵コンテを201%拡大して描かれた1枚なのだろうか。
モチベーションアップのために額に入れて飾っておこうかな。
追記:石膏像のフィギュアは知り合いの知り合いのところで作っていることが判明。意外なところでつながっていてびっくり。
ここ最近、グランツーリスモや映画版鉄コン筋クリート、獣拳戦隊ゲキレンジャーなどキッズカルチャーシーン(?)でも友人知人の活躍が目にとまるようになってきた。
自分ももっとがんばらなくては。
気分転換
- Date
- 2006-12-27 (水)
- Category
- 日記
昼過ぎに東京電力のおじさんが名義変更の手続きに来た(祖父の名義のままだった)。
玄関先で世間話になり、今日は昨日とうって変わって気持ちがいい天気ですねという話に。
おじさんはヘルメットをかぶっていたので、バイクなのかなと考えていると、ここ最近ドカのエンジンをかけてないことを思い出した。
せっかくだから気分転換にちょっと走ろうと思って、3年くらい前から密かに通っている青海南ふ頭公園に行ってきた。
暖かい時期はクルマやバイクが多いけど、今の時期は寒いからか人気も少なくちょっとさみしい感じ。
でも景色はいつもと変わらず男のロマンぽくてカッコイイ(運がいいとサックス吹きの人がいて、さらにカッコイイ雰囲気にしてくれるのだ!)。
日が暮れるとさすがに冷えてきて自動販売機のホットドリンクコーナーが恋しくなる。
また暖かくなったら行こう。
新宿へ
- Date
- 2006-12-26 (火)
- Category
- 日記